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佐藤 真直*; 小池 良浩*; 片野 進; 目時 直人; 門脇 広明*; 河原崎 修三*
Journal of the Physical Society of Japan, 73(12), p.3418 - 3421, 2004/12
被引用回数:20 パーセンタイル:68.51(Physics, Multidisciplinary)常磁性重フェルミオン系化合物CeRuSiのc-軸方向に磁場をかけた場合の磁気励起を中性子散乱によって調べた。低温下0.4K,メタ磁性転移の磁場約7.7T近辺で、逆格子点(110)の近くにおいて0.4meVのエネルギーの準弾性的な励起が大きく増強することを発見した。この結果はメタ磁性が磁場誘起の強磁性相関を伴うことを示している。得られた実験結果は最近の準粒子バンドに基づいた理論的予想とよく合致する。
伊達 宗行*
Australian Journal of Physics, 48, p.187 - 205, 1995/00
超強磁場を用いた物理学研究の現状をレビューする。主題は強相関電子系、例えば重フェルミオン、あるいは超伝導系における強磁場メタ磁性が前半の中心で、磁場による物質転換が大きなテーマである。後半は原子、分子科学に対する強磁場の応用で、非線型ゼーマン効果、強磁場による透明化現象、および有機生体分子の磁場配向等が対象である。国際会議のプリナリー講演なのでなるべく広く、やさしい話を予定している。